中間管理職劇場 ◯◯の女

FILE19 物流の女 AIKO YOSHIDA FILE19 物流の女 AIKO YOSHIDA

運ぶだけ、じゃない。 運ぶだけ、じゃない。

FILE19 物流の女 AIKO YOSHIDA
シーアール物流株式会社 吉田愛子

PROFILE

シーアール物流株式会社
吉田愛子
未来総務課 課長代理

営業から始まり、専業主婦→保育士→事務職を経由して現在にいたるちょっと変わった経歴の持ち主。未来総務課の課長代理として、より働きやすい環境づくりに奮闘。
できることなら緑に囲まれて生きていたい。

“自分で「能力の限界」を決めない”

トイレがキレイで社内に観葉植物があった。だから入社を決めた。“普通の会社”で事務の仕事をするつもりだったのだが、入社後たった3ヶ月で愛子の目算は外れた。社をあげての一大事業である「企業主導型保育園」設置プロジェクトのリーダーに任命されてしまったのだ。保育士としての実務経験を買われた形だ。通常業務でさえまだ把握していなかったので戸惑ったが、任されたことに喜ぶ自分がいた。よし、やってやろうじゃないの。

“過程がどうであろうと、決断したのは自分自身”

“過程がどうであろうと、決断したのは自分自身”

愛子はうなり声を上げた。フェンスで囲うだけの味気ない園庭に納得がいかない。プロジェクトリーダーになってから一年間、全力で走り続け、開園の目前までこぎつけた時だった。
本社がある岡山市は待機児童数が全国ワースト2位(2016年当時)であり、社員も市民も保育園の新設を心待ちにしていた。なにより開設が最優先。スーパーの屋上という立地で構造上の制約もあり、園庭にこだわっている余裕などなかった。ところが、愛子が踏ん切りをつけようとした矢先、課題をクリアできる業者が見つかった。工期は限界だが、やるしかない。

“理想があるなら、妥協はしない。必ず叶う道がある”

“理想があるなら、妥協はしない。必ず叶う道がある”

開園式典の前夜。愛子が建物内の準備を終えて表に出た瞬間、暗闇にパッと灯りがともった。ウッドデッキにみずみずしい草木が輝く。思い描いたとおりの園庭で、ギリギリで施行を終えた業者と同僚たちが愛子を待っていた。諦めないで良かった。涙が止まらなかった。
実績が評価された愛子は、現在「未来総務課」の課長代理を務める。「あそこにメールして、その次は・・・」業務が忙しくなるにつれひとり言が増えるが、たまに部下がコソっと「メール送りました?」と聞いてくれる。愛子のひとりごとを書き留め、確認してくれるのだ。ずっと、人に恵まれてきたのだなと実感する瞬間だ。
この会社の仕事は「物を運ぶだけ」ではない。地域と人をつないで、未来を届ける。今日も笑顔で園庭を駆け回る子どもたちの頭上には、青空と希望にみちた未来が広がっていた。

To be continued....

SPECIAL CONTENT 楽しんだモノ勝ち!
社内同好会制度

2018年に社長の発案でスタート。条件を満たした社内サークル(グループ会社の社員5名以上など)を同好会として認定。活動費の一部を会社が負担してくれる。
その1 レクリエーション同好会
サイクリングやボーリングなど、体を動かす行事でリフレッシュ!
その2 ゴルフ同好会
参加者数最多。社内コンペは見もの!?
その3 マラソン同好会
社長も加盟。上下関係は忘れてゴールを目指す!
楽しんだモノ勝ち! 社内同好会制度

シーアール物流株式会社

2018年にグループ創業50年を迎えた地域密着型の運送会社。
配送プランや納品先との条件調整など、運送に関わる分析や提案も得意。企業主導型保育園の設置など、子育て世代の「働きやすさ」を追求している。

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