中間管理職劇場 ◯◯の女

FILE17 業務用食品の女 MIKIKO SEKI FILE17 業務用食品の女 MIKIKO SEKI

おいしい仕事。 おいしい仕事。

FILE17 業務用食品の女 MIKIKO SEKI
株式会社野口食品 関美紀子

PROFILE

株式会社野口食品
関美紀子
営業事務課 課長

鶴見本社勤務。顧客からの注文・お問い合わせ対応、メーカーへの発注、請求処理、課員の業務管理が主な仕事。食堂の窓からみなとみらいの夜景を眺めるのが大好き。

“帰る場所はここ。離れてみて、初めてわかった”

この会社を、辞めたことがある。
美紀子は過去に、今の食品商社の本社営業事務から大手建設会社の受付に転職したことがある。他の世界が見たかった。
野口食品の取引先は、給食センターや病院、企業の食堂といった大口顧客から、町の総菜店までさまざまだ。冷凍の野菜や肉魚、乾物など多種多様な食品を取り扱っている。美紀子の業務は、受発注に始まり、電話での顧客対応から商品プランの提案までと幅広い。
あるとき美紀子はパッケージが似ている商品を取り違えるという大きな発注ミスをした。いつもは穏やかな専務に注意され、夢にまで見た。
この部署は責任重大で、忙しい。辞めたもうひとつの理由だった。

“「忙しい」って裏を返すと「充実してる」「必要とされてる」ってこと”

“「忙しい」って裏を返すと「充実してる」「必要とされてる」ってこと”

新しい仕事は気楽だった。発注ミスの心配も、請求書を作る手間もなく、華やかで友人にもうらやましがられた。だが「自分じゃなくてもできる仕事」だと気付いた途端に、つまらなくなってしまった。
だから「戻ってくれば」と例の専務に言われて即答で再入社を決意。当初は“出戻り”に気後れしたが、専務や先輩たちのさりげないフォローに助けられた。
そのころ、一度廃業したお客様が再起したことがあり、取引再開にあたり美紀子を担当に指名した。「やっぱりあなたじゃなくちゃ」と。

“顔が見えない電話だからこそ、伝わる気持ちがある”

“顔が見えない電話だからこそ、伝わる気持ちがある”

電話に出る美紀子はいつも笑顔だ。お客様のニーズを探って、ピッタリの商品を提案して「それそれ! そんなのが欲しかったんだ」なんて言われると、たまらない気持ちになる。だから「自分にできることは、なんでもしよう」と心がけていたら、お客様や同僚、上司からも「困ったときの関さん」と頼られるようになった。
この会社では社員も社長も気兼ねなく会話できるし、産休・育休後も無理なく働ける。ついでに社食はおいしく、新しい制服はカワイイ。恵まれた環境だ。
でも、美紀子が担当する営業事務は責任が大きい。若い社員が気負わずに力を発揮できるよう、自分が先輩たちにしてもらったように、フォローできる仕組みを強化しよう。できることは、もっともっとあるはず。
そう考えながら大好物の自社製品「ラティスポテト」を食べ終えとびっきりの笑顔で受話器に手を伸ばした。

To be continued....

SPECIAL CONTENT 業務用食品会社のゴハン事情

1.食堂のランチは日替わり
いちばん人気は、食堂のママが手作りする唐揚げ定食。ご飯とお味噌汁はおかわり自由!
自社取り扱いのカレーフレークで作ったカレーも人気。
2.サラダバー
サラダバーはランチタイムのみだが、ドリンクバー設置でセルフサービスが充実。
コーヒー、紅茶、野菜ジュース、ココアなど、さまざまなドリンクがいつでも無料!
3.オフィスグリコ
2017年10月より設置。2週間に1度、グリコさんが補充してくれ、ペットボトル飲料・パック飲料、アイス、チョコレートやスナック菓子が充実。
近隣にコンビニがないので、気分転換したい時に利用して仕事の効率をあげる目的も。
業務用食品会社のゴハン事情

株式会社野口食品

昭和2年創業、地域密着型の業務用食品総合商社。学校・保育園・病院・ホテルから、事業所の社員食堂や町の総菜店まで顧客は多岐にわたる。主力の冷凍食品を中心に、乾物、レトルト、スイーツまで幅広く手がける。

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