中間管理職劇場 ◯◯の女

FILE09 DMの女 JUNKO IKEHARA FILE09 DMの女 JUNKO IKEHARA

あなたの心も、開封! あなたの心も、開封!

FILE09 DMの女 JUNKO IKEHARA
株式会社ガリバー 池原純子

PROFILE

株式会社ガリバー 
池原純子
営業本部営業第2グループ主任

企業を顧客としたダイレクトメールの企画営業を担当する。デザインや企画内容まで踏み込んだ提案がやりがい。趣味は古書店めぐり。街頭ビラやレストランのメニューですらも、触って紙質を確認してしまう。

“目指すのは、手に取った人がアッと驚くものづくり”

キラキラした世界だと思っていたのに、いたって泥臭い仕事。これが純子の本音だ。学生時代にフリーペーパーを作っていた純子は、印刷の仕事に興味を持った。他社も検討したが、この会社の印刷物は特に鮮やかで、「こんなキレイなものを作ってみたい!」とハートをつかまれた。
ガリバーは、サンプルなどを挟み込める圧着タイプのダイレクトメール(DM)が主力の印刷会社で、企画提案から発送までワンストップで手がける。高級感のある特殊加工も得意だ。
企画営業を担当する純子の顧客は、主に企業の広告担当者。アイデアがそのまま形になることはなく、顧客と内容をすり合わせ、工場と加工について相談し、生産管理部と納期を調整する。営業では展示会のブースに一日中立ちっぱなしで来場者と名刺交換を交わし、後日の新規訪問につなげる。思い描いていた姿とは違ったけれど、苦労するぶん、商品が形になったときの喜びは大きい。

“「お客様」の先にいる「お客様」は誰?”

“「お客様」の先にいる「お客様」は誰?”

小さな心配りが仕上がりを大きく左右するから、純子はいつも「DMを受け取る人」に思いをめぐらせて企画を提案する。例えば、高齢の方が多ければ、文字は極力読みやすく、と。そうして一つ一つの工程を大切にしていたはずなのだが……。
取引先企業から「届いたDMの内容が違う」と連絡が入った。純子の手配ミスだった。「回収して仕分けるより速い」と工場担当者が優先的に刷り直してくれて納期はセーフ。純子はこの事件を何度も夢に見た。夜中に飛び起きて、「ああ、もう終わったんだ…」と。
キレイな印刷物の裏側には、様々なドラマが隠れているのだ。

“「DM」は結果が出てナンボ。成功・失敗がハッキリ見えるから面白い”

“「DM」は結果が出てナンボ。成功・失敗がハッキリ見えるから面白い”

仕上がりは価格に左右されるイメージもあるからか、顧客の本音を引き出すのは難しい。そう思っていたが、産休に入る先輩の担当顧客を引き継いでみたら、みんな率先してアレコレと話してくれる。先輩が築いた強い信頼関係を目の当たりにして自分の力不足を実感。顧客のもとへひたすら足を運ぶことにした。
だから先輩が復帰し、いっしょにご挨拶に伺った取引先で「純子さん、よくやってくれてたよ」と言われれた時は、うれしくて泣きそうになってしまった。
DMは、完成したその先が勝負。手に取った人が「商品を買う」「来店する」などのアクションを起こして初めて「成功」。顧客と、その先にいるお客様。いろんな人が関わって物事が進むと思うと、この仕事のやりがいは格別だ。

To be continued....

SPECIAL CONTENT 失敗から学ぶ!
ミスを事前に防ぐ3つのポイント

その1 ミスは絶対に起きると考える
「いつもの仕事だから、今回も大丈夫」という思いを捨てること。
人が多く関わる仕事にミスや行き違いはつきものだ、
という前提に立って対策を考える。
その2 関係部署との確認は念入りに
自分の手を離れた後も担当者に確認を入れる。
「コレどうなってる?」「数は○○個」「仕分けはこう」。
しつこい!と思われるぐらいがベスト。
その3 プロジェクトの進行中にチェックを
必ずプロジェクトの進行中に確認作業を行う。
進行中に行き違いがわかればその場で軌道修正を。
終わった後に「アレどうなった?」「こうしてくれた?」では手遅れになることも。
失敗から学ぶ! ミスを事前に防ぐ3つのポイント

株式会社ガリバー

高級感のあるDM製作を得意とする創業69年の印刷会社。費用対効果の高さと、印刷から発送まで請け負う便利なワンストップサービスに定評がある。技術力が高く、特殊加工もこなすため、同業他社から「これ、できる?」と難しい加工の依頼を受けることも。

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