中間管理職劇場 ◯◯の女

FILE07 運ぶ女 KIYOMI MIURA FILE07 運ぶ女 KIYOMI MIURA

安全運転で生きよう。 安全運転で生きよう。

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株式会社大松運輸 三浦希佳美

PROFILE

株式会社大松運輸
三浦希佳美
総務部

請求書や見積もり作成から、営業補佐、新卒求人まで幅広くこなす。出社後はまっさきにFM横浜をつけ、休憩時間にはキャラメルカフェラテを作る。退社した後に、近所のコストコをぶらぶらするのが至福の時。

“タイミングって、運命かも”

常連のオジサンと居酒屋のバイトが、社長と社員になった。
キヨミは居酒屋のアルバイトから昼間の会社勤務に変えようとハローワークに通い出した。子どもとの時間を増やすためだ。ちょうどそのころ、会社が忙しくなったオジサンが、友人でもある居酒屋の店長に「人手が足りない」と相談を持ちかけた。今の会社の社長だ。それがキヨミと大松運輸の運命的な出会いだった。
大松運輸の主な荷物は化粧台などの住宅設備や建築資材であり、問屋から建築現場まで運んで、時には設置まで引き受ける。しかし、会社の気質はキヨミが抱く「運送」「建築」のガチっとしたイメージに反してのほほ〜んとしている。なにせこの会社には営業担当者すら存在しないのだ。

“ちょっとした会話が大事。仕事って、人付き合いだから”

“ちょっとした会話が大事。仕事って、人付き合いだから”

事務職に慣れないキヨミが入社した当初は、電話の応対すら苦手だった。ドライバーたちも遠慮するのか、先輩にばかり用事を頼んでしまう。
もっと頼ってほしいな。キヨミは先輩を見習って、帰社したドライバーに「お疲れ様です」と声をかけ、ちょこっと会話を交わすところから始めた。
取引先からのドライバーの評判は上々だ。無人の住宅に上がって施工をする以上、質と信用が厳しく問われるが、その上で「そこまでやってくれるなら」と依頼が相次ぐ。だから営業が必要ないのだ。キヨミはドライバーのマニュアルや朝礼がないことにも驚いたが、先輩が丁寧に仕事を教えてくれるから、自然と優秀なスタッフに育っていく。自分もきっと、できるようになるはずだ。

“仕事を最優先にしなくていいから、仕事がいちばん楽しい”

“仕事を最優先にしなくていいから、仕事がいちばん楽しい”

朝イチのサーフィンの後に出社する人や、退社後に釣りに行く人がいる。内気な人や人見知りさんも。みんなの仕事に無理がないから「子どもが体調を崩した」と学校から連絡があっても「すぐ行きな!」と送り出してくれる。家族同伴でバーベキューをしたり、ソフトボール大会に出たりとイベントにも事欠かない。その一方で、社長は海外進出を見据えた沖縄営業所の開設を進めている。いつもニコニコしてるけど、案外やり手かも。
先輩のサポートもあってキヨミはすっかりドライバーたちと打ち解けた。「制服破れちゃった」「替えあるよ〜」「サンキュ」。事務っていうより、部活のマネージャーみたい。最近では会社創立40周年イベントの企画にかかりきりで、「社員対抗ゲームはどうだろう、社長挨拶はスティーブ・ジョブズっぽい演出にしようか?」と、アイデアは次々にわいてくる。
のどかなこの会社には“事件”も“ドラマ”も似合わない。でも、「“タイミング” で決めた職場が毎日楽しい」なんて、それだけで奇跡だと思わない?

To be continued....

SPECIAL CONTENT なんくるないさ〜。
沖縄ルーツの大松運輸

  • 現社長の両親(創業者)は宮古島出身
  • 名刺やロゴは、沖縄のシーサーと伝統のミンサー織、海のブルーからデザイン
  • ミンサーには「社員もお客様も幸せに」という社長の願いが込められている
  • 沖縄事業所設立プロジェクトが絶賛進行中
  • 従業員やお客様が気軽に使える福利厚生施設を宮古島に建設するのが社長の夢
  • ちなみにキヨミがアルバイトをしていた居酒屋も沖縄料理のお店
なんくるないさ〜。沖縄ルーツの大松運輸

株式会社大松運輸

横浜シーサイドエリアで設立40周年を迎える運送会社。神奈川県を中心に住宅資材や酒類を配送。本社/湘南事業所/瀬谷事業所。沖縄事業所設立プロジェクトが進行中。中型免許取得支援制度あり(キヨミは制度を利用して普通免許取得)。

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