中間管理職劇場 ◯◯の女

FILE06 新素材の女: WAKANA HONDA FILE06 新素材の女: WAKANA HONDA

現代社会に、一石を。 現代社会に、一石を。

FILE06 新素材の女: WAKANA HONDA
株式会社TBM 本多和香奈

PROFILE

株式会社TBM
本多和香奈
グローバル・戦略担当シニアリーダー

東京大学 → 日本政策投資銀行→ スタンフォード大学MBA → マッキンゼーアンドカンパニーを経て、TBMへ。TBMグローバルチームの立ち上げメンバーでもある。入社後、経営企画本部に配属され、事業開発本部に異動に。
デパ地下のお弁当売り場がお気に入り。

“地球環境を壊すのも、救えるのも、人間だけ”

幼い頃、マレーシアにいた和香奈がハマったのは、環境を破壊する悪者を退治していく『Captain Planet』というアニメ。さらに空き缶や瓶を買い取ってくれる『Can Bank』の存在を知るなど、自然と環境問題に興味を持つようになっていた。なぜ地球は有限なのに、大量生産・大量消費・大量廃棄してまで経済成長を目指すのか。子どもながらに抱いた疑問は大人になっても消えなかった。そんな和香奈が、さまざまな分野での経験を経て TBMに就職したのは、きっと偶然ではなく必然だ。
地球上にほぼ無尽蔵にある石灰石から、紙やプラスチックの代わりになる新素材「LIMEX(ライメックス)」をつくる会社。LIMEXなら、使い終わっても廃棄せずに価値ある製品にリサイクルできる。石油由来のプラスチックから、石灰石由来に変えていくことで、石油に依存しない持続可能な生産モデルを実現できる。この会社に貢献できれば「循環型社会」も夢じゃない。和香奈は一歩踏み出したのだ。

“日本発の技術を、世界へ”

“日本発の技術を、世界へ”

海を越え、山を越え。この日本発の革新的な新素材を海外でも製造・販売するため、和香奈は世界中を飛び回って商談している。文脈も商文化も違う国とのやりとりには、根気強さや柔軟さを求められる。苦しくもあるが、成長を実感できる毎日だ。海外コンペの締切前には、まるで学園祭のような熱量で夜中まで仕事に打ち込んだことも。チームメンバーとの絆を感じる瞬間だ。
和香奈がここまで打ち込めるのも、社長の存在が大きい。
素材産業で、ベンチャーとして工場の建設まで目指す気概。資金調達を実現させる実行力。予想を超える意外なネットワーク。尊敬できる人がいるから、和香奈も走り続けられる。

“世界中の素材をLIMEXに変えたら、地球を救うことができるはず”

“世界中の素材をLIMEXに変えたら、地球を救うことができるはず”

TBMは小さなベンチャーでありながら、ビッグなチャンスも巡ってくる。SDGs(国連サミットで採択された2060年までの国際目標)や、脱プラスチックの流れを受けて世界から大きな注目を浴び、日本の未上場ベンチャー企業のなかで企業価値ランキングで4位、研究開発型の企業のなかでは1位を誇る。ポーランドで行われた国際会議(COP24)に日本政府代表団の一員として和香奈が参加したこともあった。講演終了後、環境大臣に駆け寄り、自社に関心を持ってもらえた時の興奮は、今も和香奈を奮い立たせる。
この会社なら、夢じゃなく世界を変えられるかもしれない。日本の環境技術を世界に広め、大企業から個人消費者まで、世界中が紙やプラスチックの代わりにLIMEXを使うようになったら、美しい地球を守れるはず。和香奈のチャレンジは、未来に続いていくのだ。

To be continued....

SPECIAL CONTENT 海外の人と働く時に
知っておきたい5つのこと

1.コミュニケーションは柔軟に
相手を尊重しつつ、こちらの意見も通せたら完璧!
「言いなり」も「押しつけ」もNG。
2.話題の引き出しを増やそう
宗教や政治などセンシティブな話題には触れずに、
みんなが楽しめる話題を持っておこう。
3.その国について調べてネタを持っておこう
特にスポーツのネタは喜ばれるはず。
日本の選手も人気があり、話がふくらみます。
4.「知りたい」という気持ちで
どんな国でどんな場所か。
自分が関心を持つことで相手の心も開けます。
5.デザインの違いを知ろう
プレゼン資料ひとつとっても色使いが違います。
異なるポイントに着目するといろんな発見が!
海外の人と働く時に知っておきたい5つのこと

株式会社TBM

紙やプラスチックの代替となる新素材LIMEXの開発、製造、販売を行うベンチャー。
LIMEXの原料として地球上にほぼ無尽蔵に存在する石灰石を使用し、それをさらに循環させていくことで、水・木・石油等の貴重な地球資源を守る、持続可能なモデルを推進している。

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